小島一文のG1フィッシング。島根、鳥取両県を中心に活躍中。釣(つり)情報を掲載。

益田市高島でヒラマサ、マダイ

2008年2月3日
G1タルカゴの威力

2日は高気圧の裏側に入って一気に風が凪いだ
釣行チャンスだ。
最近、高島でヒラマサ、マダイが好調というので
職場の同僚を誘って二人で向かった。

港に着くと週末、凪、ということもあって
2船の渡船はほぼ満員
午前6時30分出船して7時前には高島へ着いた
高島ルールで人数の多いグループから順に渡礁する。
希望磯にあがれるのは1番組だけ
あとは船長におまかせだ。

私たちは2人組みのジャンケンに勝って
4番目に降りた
人気ポイント「ワレ」横に位置する「ラクダ」
ここは急勾配の断崖にラクダのコブ状になった岩が唯一の足場だ
非常に足場が悪い。
同行の同僚はまだ磯釣りを始めて間がないため
ちょっといきなりこのポイントは過酷なのだが
この渡船のシステムでは仕方がない
それにここは一級ポイントでもある。

*ワレでヒラマサと格闘する釣り人
ワレでヒラマサと格闘する釣り人

隣のワレにいた釣り人にアタリが来た
竿を絞り込む強い引きは
間違いなくヒラマサだろう
他の釣り人が玉網を構えるが
残念ながらばらしてしまったようだ

すると直ぐに別の釣り人が竿を曲げる
これは無事取り込んで
見事なヒラマサが玉網に踊った。

来てる来てる
ヒラマサが来てる
時合いを逃しては大変と
あわてるようにG1タルカゴ仕掛けを投入した

潮はゆっくり突っ込みながらワレ方向に流れている
竿一本分とったハリスがなじんだころに
ススーッとラインが走って
ワンテンポ遅れてG1タルカゴが消しこまれた

バシッとあわせを入れて巻きに入ろうとしたとたん
ふっと力が抜けた。
残念ハリはずれだ。

益田市高島でヒラマサ、マダイ

悔やんでいる暇はない
気を取り直し
すぐにセットし次を放り込んだ。

同じパターンでまたラインが走った
「今度はとったる」
ラインの走りをじっくり確認してアワセを入れた。

グーンと「がま磯」の胴まで一気に曲がる
「うーん・・・これこれこの引きです」
太仕掛けを信頼して一気にリーリング
深い足元にグイグイ引っ張り込もうとするが
しっかり竿でためているとじわじわと白い魚体が見えてきた
待望のヒラマサだ。
無事取り込み成功。

「よーし、この調子なら今日は爆釣だぞー」と
連れにも気合を入れる。

益田市高島でヒラマサ、マダイ

沖合いはウマズラハギが群れでいるようで
ウキやラインにアタリがないままサシエサがとられてしまう。
何投か繰り返し同じような状況が続くので
今度はチョコ投げで少し手前を流してみるとアタリが出た。

これもかなりの重量感で「がま磯」を絞り込んだ。
下へ下へ引き込もうとするのを
これも強引に巻き込んだ。

今度はピンクの魚体が波打ち際にひらを打った。
良型のマダイだ。

ここまで釣り始めてからほんの3、40分の出来事。
今日はどんなに釣れるのかと期待を持たせたが、
その後まったくアタリが遠のいた。

前半はウマズラハギのエサとり
後半はエサとりも消えて
サシエサが付いたままあがってくる状況が続いた
最終的には水中ウキの1号をつけて
竿2本、3本、4本と底付近も狙ってみたが
ウマズラとタカノハダイが釣れただけだった。

結局「ワレ」の釣果も
最初のヒラマサ1本に終わり、
その後は強いアタリは来なかったようだ。

*ヒラマサ63センチ、マダイ64センチ
ヒラマサ63センチ、マダイ64センチ

G1タルカゴはヒラマサ釣りにはなくてはならないアイテムだ。

タルカゴ仕掛けをほぼ100パーセントトラブルなくなじませるには
それなりに投入技術が必要なものだ。
風の状況や足場の地形など自然条件にも適応しなければならない。

私が心がけているのは
①ふかせ釣りの基本であるコマセとサシエサとの同調。
②投入時、タルカゴが着水する寸前にラインにブレーキを掛けて
 タルカゴ、ハリス、サシエサと一直線に張った状態で着水されること。
 これでラインなどのトラブルはほぼ解消する。
③ブレーキを掛けることにより、タルカゴの胴体から着水するので
 このときタルカゴの中のコマセが放出されずに残ってしまう。
 (意図的に残しているのだが・・・)
 そこでG1タルカゴは天秤がスライドするので、
 ワン呼吸おいてラインを引っ張れば
 サシエサの方向へ100%コマセを放出することができる。
G1タルカゴを使いこなすには
こうした一連の操作をタイミングよくこなすことが大切。
この要領をつかめば、ヒラマサ釣り関して
かなりの釣果に差が付くこと間違いなしだ。

釣れないパターン①
タルカゴを投げっぱなし(着水直前にブレーキを掛けない)にしていると、
ライントラブルやハリス、サシエサが団子状に沈んでいくので
ヒラマサの食いがわるい。

釣れないパターン②
①のパターンで投入後、ライントラブルを回避しようと
タルカゴ着水後にリールを巻いて
ラインを張ると、最初に放出してしまったコマセからサシエサがずれてしまう。
(同調しない)

釣れないパターン③
今度は着水寸前にブレーキを掛け
ライントラブルなどを回避しようとすると
タルカゴの中にコマセが残ってしまう。
普通のタルカゴでは引けば引くほどコマセを奥へ押し込んでしまうので
一気にスパッと放出することができない。
結局、コマセとサシエサが同調しにくいのである。

だからG1 タルカゴがすごいのだ。

本日のタックルは・・・

  • ロッド:がま磯スーパーインテッサ遠征3号
  • リール:ツインパワー8000番
  • 道糸:東レ銀鱗SS遠征6号
  • ハリス:東レトヨフロンLハード7号
  • ハリ:ふかせマダイ12号
  • ウキ:G1タルカゴ

本日のエサ

  • オキアミボイルL3キロ×3  (7:00~13:00)

渡船:恵翔丸 0856-27-1014 船長携帯090-3373-5251

*お世話になった恵翔丸
お世話になった恵翔丸
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