小島一文のG1フィッシング。島根、鳥取両県を中心に活躍中。釣(つり)情報を掲載。

第9回G1カップ磯チヌ選手権大会

50センチ超が20尾以上!G1メンバーが初優勝

4月13日、G1カップ磯チヌ選手権大会を隠岐島前で開催した。

前日深夜は東の風が強く吹き、当日の開催がどうなるか心配したが
天気予報は東の風ながら波高が2~1.5メートルに落ちる予報で
各船長からは「OK」のサインがでた。

深夜2時、集合場所の松江市美保関の七類港には
参加選手たちが大勢集まっていた。

渡船のダイキン丸、浜吉丸、ふたまた丸もすでに所定の位置にスタンバイだ。

今回のエントリーはシード選手3名を含め総勢82名。
当日のキャンセルが3名あり79名の選手が受付を完了。
続いて渡船割、磯割りの抽選を行った。

そして、最後にA、B、Cの各1番くじを引いた選手に
渡船を決めるくじを引いてもらって
乗船する渡船を決定するのがG1方式だ。

どのエリアに行くのか・・・
このくじにかかっている。
くじの結果
A・・・ふたまた丸
B・・・浜吉丸
C・・・ダイキン丸
に決定した瞬間、抽選を見守っていた選手からどよめきが起こった。

過去のデータから
第5回、6回はダイキン丸が浦郷周辺から優勝者を出した。
第7回は浜吉丸が海士東海岸から内海で優勝者を出し
昨年第8回はふたまた丸が内海から優勝者とG1記録となる60センチの
チヌを引き出した実績がある

各選手にとっても
思い思いのイメージがあるのだろう。

そして今回もG1記録に迫る59.4センチを
ダイキン丸が三度の長尾鼻で記録した。


*今大会の大物賞59.4センチ
今大会の大物賞59.4センチ

【A船ふたまた丸の状況】(私がポーターをやったので他より詳しいでーす)
前半は、海士の内海「バクチのハナレ」から「シダガサキ」までに入った。
ここは東の風なので風裏となりべた凪状態。
いかにも内海らしい雰囲気だ。

過去の実績から超一級磯が連なる唐橋鼻周辺は残念ながらアタリが少なかった。

鼻から日ノ津の湾内に入ると一変!
唐橋ロープに上がってさらに奥のワンドを狙っていた選手は
良型を4尾キープしていた。船付け付近は2尾の釣果。

さらに奥の赤岩も二人で6尾の釣果
50センチ超も出ていた。

ここからさらに湾奥も「牛馬海岸」など好ポイントが連なるが
岩ガキの養殖ロープが入り渡船を近づけることができなかった。

養殖ロープを回って日ノ津港の丸岩へ
ここのハナレでも二人で6尾の釣果ながら
どうにもならないような大バラシがそれぞれに3発あったらしい。
マダイか・・・、大チヌか・・・・、その正体はわからないという。

そしてフィーバーしたのが「エボシ」「シイノキ」
エボシはふたまた1位(総合3位)の釣果を前半だけでもたらした。
シイノキはマダイの66.2センチのマダイの優勝魚を出した。
しかし、ここにあがった選手はなんと6連発の大バラシをしており
「磯の駆け上がりにハリスが触れてどうしようもなかった。
いずれもかなりの引きだ」・・・と青ざめていた。

昨年総合優勝、60センチ超のG1記録を出し、
今や内海NO1の人気磯になった黒崎は
やはり前日からの泊まり客が陣取っていてパス。

荷物を降ろさせてもらえば
チヌのポイントはワンドの奥だけどなー・・・・と思いつつも
トラブルを避けて次に向かった。

ヨウノキ、ヨウノキ奥は好釣果が期待されたが
小型のチヌとマダイが1尾づつ出ただけ

シダガサキ奥、シダガサキ奥の奥は両ポイントで11尾の釣果があった。
対岸のヨウノキ周辺と明暗を分けた。

後半は前半浜吉丸が入った「峯渡」から「居島」までに入ったが
前半のエリアとは対照的にチヌのアタリは少なく、
中型を数尾記録しただけとなった。
そんな中でバラシや堤ウラでは50センチを越すようなイシダイの釣果もあった。

*マダイの大物賞を獲得した飯塚さん
マダイの大物賞を獲得した飯塚さん

【B船浜吉丸の状況】

前半、峯渡から居島までに入った。
全般にアタリが少ない中、
峯渡周辺では8尾の釣果。

小三郎で4尾、奥座敷で3尾、一ノ瀬で3尾、須賀奥で4尾の釣果

そして後半・・・

前半ふたまた丸で好調だった
唐橋ロープで8尾、シイノキで11尾の爆釣りがあって

シイノキに入った選手が3尾で7キロを越す釣果を出して
総合優勝に輝いた。

【C船ダイキンの状況】

東風ということで、みんなが憧れる三度の磯へ・・・・

平島からハギリまでに入った。

その中でアタリがあったのは瀬脇、長尾鼻周辺のみ
長尾鼻から対岸の灯台した周辺から北は
ほとんど生命反応がなかった。

例年、三度港を中心に魚が入ってくる傾向なので
まだまだシーズンには時期が早いと言うことか・・・

それでも長尾鼻の角に入った選手に59.4のビッグサイズがヒットした。
これが三度の底力か・・・

この調子でいけばゴールデンウイークには
各ポイントで爆釣が見られることだろう。

後半は、船長の計らいで
前半好調だった長尾鼻周辺に選手を入れ替えた後、
内海の弁天島方面へ船を走らせた
ここは過去に上位入賞者を出した好ポイントが連なるが
今回は不発に終わった。

*良型チヌが続々と検量に持ち込まれた
良型チヌが続々と検量に持ち込まれた

15時に納竿して各渡船が一斉に本土へ向かう
17時ごろに七類港に到着し渡船ごとに検量に入った。

結果は下記のとおり(敬称略)

各船毎上位先取り順位方式

順位 渡船区分 選手名 重量(㎏) 検量尾数 最長寸
(㎝)
住所
優勝 浜吉丸 安田 晋也 7.30 3 54.0 島根県出雲市
準優勝 ダイキン 高瀬 光雄 7.02 3 59.4 鳥取県西伯郡
3位 ふたまた 曽田 直紀 6.14 3 50.0 島根県松江市
4位 浜吉丸 多々納 良崇 6.32 3 51.0 島根県出雲市
5位 ふたまた 久郷 裕之 6.04 3 52.5 鳥取県米子市
6位 ダイキン 高原 倫明 4.93 3 51.5 岡山県赤磐市
7位 浜吉丸 羽原 由造 5.98 3 53.2 福山市神辺町
8位 ふたまた 中西   毅 5.37 3 52.1 広島県廿日市市
9位 ダイキン 森岡 孝章 4.68 3 51.0 島根県大田市
10位 浜吉丸 西田 達郎 5.48 3 50.5 島根県浜田市
チヌ大物賞の部(1尾長寸)
順位 渡船区分 選手名 長寸(cm) 住所 所属
優勝 ダイキン 高瀬 光雄 59.4 鳥取県西伯郡 米子黒愛研究会
準優勝 浜吉丸 安田 晋也 54.0 島根県出雲市 G1 Tournament Club
3位 浜吉丸 羽原 由造 53.2 福山市神辺町  
グレ大物賞の部(1尾長寸)
順位 渡船区分 選手名 長寸(cm) 住所 所属
優勝 浜吉丸 岩根 勉 43.8 島根県大田市 竹友会
マダイ大物賞の部(1尾長寸)
順位 渡船区分 選手名 長寸 住所 所属
優勝 ふたまた丸 飯塚 宏行 66.2 島根県出雲市 G1-OB
*チヌの大物賞に輝いた高瀬さん。ダイキン1位、総合でも準優勝した
チヌの大物賞に輝いた高瀬さん。ダイキン1位、総合でも準優勝した
*浜吉丸1位で総合優勝した安田君にはG1カップと副賞のがま磯ロッドなどが贈られた
浜吉丸1位で総合優勝した安田君にはG1カップと副賞のがま磯ロッドなどが贈られた

総合優勝を果たしたのは
G1トーナメントクラブの安田晋也くん
この優勝はG1カップ史上初の主催クラブメンバーからのもの。
中心的に運営もしながら
よくここまで釣果を伸ばしたものだと称えてやりたい。

本大会には
マルキュー四国営業所から横川所長様が駆けつけてくださり
開会式では激励をいただき、
閉会式では新製品「白チヌSP」の特性などを紹介いただき
大会を盛り上げていただいた。

また、この大会を開催するに当たっては
関係の方々のご理解とご支援があってのもので
今回もたくさんの協賛をいただき
選手の皆さんに喜んでいただいた。

振り返ってみれば、
過去9回、天候にも恵まれ
欠かすことなく予定通り開催できていることは
奇跡に近いことだと自ら驚いている。

さて、来年はいよいよ節目の第10回記念大会となる。

来年も4月に隠岐島前にて開催する予定である。
参加者の中には第1回から欠かさず参加してくださっている方や
遠方から参加くださる方など
G1カップから釣り人の輪が広がってきていることを実感している。

関係者のみなさん
参加者のみなさんに感謝申し上げます。

来年の参加を心からお待ちしています。

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